さっきまで悩んでいたのが嘘みたいに心が軽い。
どんな強力な薬よりもわたしは橘くんがいいみたいだね。
効果は絶大で、今なら空でも飛べそうなくらい心地がいい。
ようやくわたしの中で答えが出た。
もしも橘くんが百合ちゃんを好きだったとしても、本人の口から聞くまでわたしの恋は終われないことにしよう。
どんなに2人がお似合いで、相思相愛でも構わない。
本当に橘くんが好きなら、好きになってもらえる可能性がたとえ1%でも、0%でも頑張れる。
それくらいわたしは好きなんだ。
橘くんを想う気持ちなら誰にも負けないし、負けたくない。
誰よりも橘くんを想っていると叫べるよ。
だから前を向いて頑張る。
その日の放課後は閉鎖時間がくるまで、いつより集中して本を読むことができた気がした。



