水曜日の片想い



さっきまで悩んでいたのが嘘みたいに心が軽い。

どんな強力な薬よりもわたしは橘くんがいいみたいだね。

効果は絶大で、今なら空でも飛べそうなくらい心地がいい。


ようやくわたしの中で答えが出た。

もしも橘くんが百合ちゃんを好きだったとしても、本人の口から聞くまでわたしの恋は終われないことにしよう。


どんなに2人がお似合いで、相思相愛でも構わない。


本当に橘くんが好きなら、好きになってもらえる可能性がたとえ1%でも、0%でも頑張れる。


それくらいわたしは好きなんだ。

橘くんを想う気持ちなら誰にも負けないし、負けたくない。

誰よりも橘くんを想っていると叫べるよ。


だから前を向いて頑張る。



その日の放課後は閉鎖時間がくるまで、いつより集中して本を読むことができた気がした。