原因はもちろん昼休みに起こった出来事のせい。


橘くんとたくさん話すことができ、新しい一面も見れて最高に幸せだったのに………。

ついには間接キスまでしちゃったし、寸止めキスもいただいた。


こんな幸せな気分を自分で壊したの。


どうしても我慢できなくて、橘くんに「好き」とか言おうとしちゃうから。


わたしなんかに好かれても嬉しくないってわかってたはずなのに。


あんなに近くに居たせいで自惚れてた。


だから、告白した後の答えに期待してしまったの。


他の子とは違うんだって。

わたしだけには何か別の答えをくれるんじゃないかと考えた。


我に返ってみると、そんなことありえないってはっきりわかるのに。


なんでこんな自己解釈が激しいんだろう……こんなんじゃ損しかしないよ。



橘くんはわたしが何を言おうとしたか気付いたかな………?


普段の行いが悪いのか、告白しようとした瞬間チャイムと重なるし今日はツイてない。


それか、まだ告白するなって合図なの?

止めてくれたことに感謝すべき?