水曜日の片想い



今、気持ちを伝えたら橘くんがなんて返事をくれるのか気になって仕方がない。


「誰とも付き合う気はない」って、他の人に言ったことと同じようにそう答えるんだろうか。


王子様のつり合う人になれたわけじゃない。

こんなわたじゃ振り向いてもらえるなんて思っってないけど、


だけど……口が勝手に動きそう。



「俺が教えるのか?」


ちょっとだけ、驚いた顔をされた。


自分で教えてくれるって言ったくせに、そのとぼけ方は反則なんだからね?



無性に橘くんに触れたいと思った。


膝に置かれた橘くんの右手にゆっくりと手を伸ばす。

あと、ほんの少しで届きそう。



「橘くんに教えてほしいの」


「俺に………?」






「だって、わたしーーーー」