これ以上待っていられなくて、恐る恐る目をあけてみると、
「はははっ……ホント瀬戸最高すぎ」
お腹を抱えながらクスクス笑う橘くんの姿が飛び込んできた。
「橘くん!?!?」
わたしの頬っぺに触れていた手は!?
いつ離れたの!?
「バーカ、何もしない」
っぇええええええ!?
ただの橘くんの意地悪だったの!?
キスされるんだと思って爆発しそうだったわたしの気持ちを今すぐ返してほしい。
「ひ、酷いよ………!急にその……びっくりしたのに………」
「瀬戸はからかい甲斐があるからついな」
「うっ………」
本当に橘くんはずるい人だ。
そんな優しい顔で笑われたら何も言えなくなっちゃうよ。



