「そうか。 で?親父さんと兄さん どうなったんだ?」 「パパは手術をして無事命を取り留めた。 兄は…刑務所にいるはず。 でもいつ出てくるかはわからない。 裁判のとき私は怖くて行けなくて… 全て話しを聞いてない。 ママもパパも私に気を使って 話そうともしてこなかったしね」 実際いつ出てくるかわかんなくて 怖くて怖くてたまらない。 今ももう出てきていて 私を探してるんでないかとか 余計な考えがでてくる。 そう思うと怖くて…震えて… 震えが止まらない。