「お嬢ちゃんお嬢ちゃん」 途方に暮れていると 後ろから声がかけられた。 一体誰よ!って思い振り返ると サラリーマン風のおじさんがいた。 「なんでしょう」 「いくら?」 は?いくら? 何言ってんの、このじじぃ。 あ、そうか。 援交の話しか、これが。 生まれて初めて援交に誘われた。 別に初めてでもない。 お金もあまりないし、今日くらいいっかな。