「はい」 電話口はガヤガヤ煩かった。 もうオープンしたのかな? しかし男たちの声だけで お客さんいる気配はない。 『食ったか?』 「うん」 ちゃんと残さず食べたわよ。 一応、感想は言っとこう。 「意外と美味しかった」 『意外は余計だ。 それに俺が作ったんがから 当たり前だろう』 何自慢してんの、こいつ。 実際、炒飯なんて誰でも作れるでしょ。