もういいよ。 私がいなければ、いいんでしょ。 「私、もうこの家から出ていく。 そしたらお店も平和なんでしょ? なんもわかんないくせに! 偉そうなことは言わないでよ!」 「なっ!待ちなさい、姫華っ!」 ママの言葉なんて聞かないで 部屋に戻り荷造りをある程度した。 「残りの荷物、後日取りに来るから。 じゃあね、今までありがとう」 そして家を出た。