『確かに奴隷と言った。
でもそうじゃねぇよ。
俺はお前が好きだ。
彼女だとちゃんと思ってる。
姫華は俺のことどう思ってんだ?
俺はちゃんと将来考えてるんだぞ』





洸琉のこと………それはもちろん………





「好きに決まってるじゃん。
でも奴隷とか言われたら
やっぱり付き合う前の関係と
変わらないんだって
洸琉は私のことなんて
どうも思ってないって思って………」





『ばーか。そんなことねぇんだ。
何回言えばわかるかな?お前は。
俺はお前しか興味ないし
他の奴なんてどうでもいい。
無駄な不安抱くんじゃねぇ。
取り敢えず今から帰るから大人しく待っとけ』





そう言って洸琉は電話を切った。





相変わらず人の返事を聞かない人だ。





いや、今回に関しては私もか。