それは一瞬の出来事だった。 気づけば血がついた果物ナイフを持ったお兄ちゃんと、血を大量に垂らし倒れてる洸琉。 二年前と同じ。 「い、いやぁぁぁぁ!!!」 私は必死になりながら 洸琉の元へ行き抱きついた。