「うん。
パパ、先生呼んできてっ!」





「あぁ」





パパは先生を呼びに行った。





「ママごめんね…今まで。
パパから話しは聞いたよ!
私、見捨てられてなんかいなかったんだね。
私、あの家に戻るよ!
心配かけてごめんなさい」





そう言う私にママは
微笑んで首を横に振った。





「いいの。
ママこそごめんなさい。
あなたの話しを聞かないで
一方的に怒ってしまって」





ママ…。





「ううん、いいの。
でもよかった…ほん、とに…」





そして私たちが笑っていたら
先生がやってきた。






もう大丈夫だと。





様態も落ち着いたし
あとは回復を待つのみだとのこと。





命に別状なくてほんとによかった。