キスをしたからって聞いた洸琉は
ショボンとした感じで何かを考えていた。





何よ、洸琉らしくない。





いつもなら
”あっそ”とか”だから何だ”とか
興味なさそうに答えるじゃん。





今日に限って何よ!!!





そしてとんでもないことが聞こえた。





「すまなかった…」





え?今、なんて?





洸琉が謝った?





あの洸琉だよ?





俺様で偉そうで上から目線で
絶対喧嘩しても折れることを知らなそうな
あの洸琉が謝っただと?





明日、絶対大雨だろうな。