その瞬間、私はすべてを悟った。 ・・・っ!! そう、いう、こと。 「どうしたんだ、莉子?」 私の様子のおかしさに気づいたのか、龍が後ろから私の顔を覗き込んだ。 まだ、だめだ。 「すみません、二日酔いのせいか頭がガンガンしてきまして…今日は家で休もうかなって」 すると、途端に龍は心配そうな顔つきになり、 「大丈夫か?今から送る。俺、ちょっと行ってくるな!」 みんなにそういうと龍は立ち上がった。 みんなも大丈夫?と心配してくれるも私はぎこちなくはい、と言うだけだった。