・・・私を酔わせたいってことなのかな? なんて思いつつ、たまには酔いたいなぁとも思ったり。 ここのところそういう機会がなかったし、それに今の私は酔っても変な事言わないって自信あるし。 たぶん、大丈夫だろう。 「そうですか?じゃあもらいますね」 そういって、私は本日初めてのお酒に口を付けた。 甘めのフルーツ味が口の中に広がる。 久しぶりの感覚に少しだけ頬を緩ませた。 「お、いいねぇ、俺ものーもう!」 千景は自分のお酒を取りに行き、またプルタブを開けた。 千景もお酒強いんだっけか。