それは、突然のことだった。 「どういうことだ、咲誇!!」 「え……」 放課後、いつもの屋上に着くなり怒鳴られた。 目の前には私を睨みつけている翠斗。 周りのみんなも、私を訝しげに見ている。 「え…何?何かあったの……?」 「とぼけんなよ!! これを見ろ!!」 尋ねると、翠斗はキレたように私に詰め寄った。 そして、バンッと机に叩きつけられた何か。