とことん歩かされて着いたのは、これでもかってほど大きな倉庫。 金髪男に連れてこられたところと似ている。 違うのは、止まっているバイクの台数。 その数ざっと……す、数百はある…… 数百人の男対私一人だと、流石に勝てるか 分からない。 無傷じゃすまないかも…… 「まぁ、入れよ」 青い髪の男は私の背中を押して、倉庫の扉をあけた。 途端に漏れる眩しい光。 それに目を細めたのは、一瞬のことだった。