蓮央が戻ったのは、【睡蓮】の倉庫だった。 今日は集会の予定はないから、いるのは私達だけ。 入るなり私の手を掴んだ蓮央は、幹部の皆にマンションのカードキーを投げた。 「お前ら、これを使って俺の部屋にでも行ってろ。好きなように使っていい」 は? 「俺はコイツと話がある」 「はぁ?ちょ、蓮央…………」 __ガシャン 圭太が何か言おうとしたところで、蓮央は無理やり倉庫の扉を閉めた。