「聞こえねぇよ」 「なんでもできるお前なんかに俺の気持ちがわかるかよ!!!」 亮がその言葉を吐き捨てて、部屋を飛び出した 止めようとした明日香の手も払い除けて 優人がパイプ椅子に思いっきり腰をおろした 明日香が机に手をついた 「亮………」 優人が何度も髪を掻き回す 「亮、焦ってたんだよ…… なにもかも優人に越されて 人一倍、亮は頑張ってた 別に優人が頑張ってないって言ってるんじゃない でも優人はバスケもできるし勉強も出来るじゃん それが……亮の重荷になったんだよ」