「風間君…っ」







そんなの無理だよと言おうとした時…







「日景に拒否権なんてねーから。」





そう言うと風間君は歩き出す。








「ま、待ってよ風間君!


私はこんなお願いだと思わなくて…っ」








私がそう言えば…






「今俺は日景に拒否権はないって言ったよな?」








風間君は私をキッと睨んだ。









その表情に私は黙り込んでしまう。







「必要以上に俺以外のやつと話すなよ?

俺そう言うの嫌いだから」







じゃあなと言って風間君は出ていってしまった。









ど…どうしよう………っ…







こんなことになるなんて…





私これからどうしたらいいんだろう……