そこにいたのは教卓に上手く寄りかかって寝る風間君の姿。 「っ…!」 風間君がいてびっくりしたけど寝てるからまだよかった…。 きっとこの教室に入った時の香水の匂いは風間君の匂いだ。 風間君の顔を見ればスゥッと寝息を立てて気持ちよさそうに寝ている。 ………黙ってたら本当に怖いくらい顔が整ってる…。 私は風間君が寝ているからとついつい近づいて顔をジッと見る。