入った瞬間に香水の匂いが鼻につく。 誰かがさっきまでいたのかな……? ゆっくりとドアを閉めて中に入る。 適当に椅子を引いて座って机に体を伏せる。 風間君の唇…… 私の唇とくっついちゃったんだ…。 もわーんと今朝の事が頭に浮かぶ。 「っ………」 だめだっ… どうしても恥ずかしい…っ! 午後からどんな顔で席に着けばいいのかまったく想像できない…。