茶髪くんと日陰ちゃん








周りを見回した時目に止まる人。






あれ………?




黒い髪…ピアス………?







もしかして…今日の……






風間君が戻ってきてもないのに私は咄嗟に動いてしまう。






こんな偶然早々ない…。





名前……ちゃんと教えてもらおう…。








私はその人に駆け寄って声をかける。








「あの…っ…!」






クイッと一人で歩く彼の袖を引っ張る。







そしてクルッと振り返って、見えた顔はやっぱり昼間に見た時と同じだった。