チャイムの音で目を開く。 「あれ…っ…?」 四限目の開始は覚えてるのに授業私全く聞いてない。 …私も寝ちゃったんだ……。 隣を見れば風間君も眠ってる。 お昼だから起こさないと…。 「風間君、お昼だよ? ご飯食べよう」 ユサユサと風間君の体を揺らせばムクッと起き上がる。 ボーッとした顔で教室の中を見渡す。 「あー……。 よく寝た〜」 ん〜!と風間君は猫のように伸びをする。 「私も四限目寝ちゃった」 ふふっと笑いながら風間君に言った。