ジュリアはシオンにされるがままに、シオンを見た。

恥ずかしさからか、顔が赤みをさしていた。シオンはジュリアをみるとクスリと微笑んだ。

「私と結婚してください」

「私は庶民で王族と結婚は出来ません」

とシオンは告白というよりは、プロポーズをしたのだが、即答で断るジュリアは
次第に再度理解したので驚く。

「は……?え!え・・・?ふみゃ〜〜〜〜!!!!!」

シオンはあまりに大きな声だったのか、ジュリアの顔をパチクリと見つめ、そっとジュリアの口に口づけをする。

一方のジュリアは放心状態であんぐりと口を開けて、シオンに口づけをされ、ヌルリとシオンの舌が入って、口の中をなぞっても、我に返らない状態だ。