あの後、恭ちゃんは病院に運ばれた。
恭ちゃんは掠っただけと言ったけど、あの血の流れようは重傷。
かなり、危険の状態で、手術も難航で時間がかかったけど無事成功した。


恭ちゃんが運ばれた病院は幡中総合病院。
ここに来るのはあの時以来だった。




恭ちゃんの目を覚ましたという連絡を貰い、お見舞いに来ていた。
でも、恭ちゃんの病室に行く前にあの人の病室に寄っていた。



ガラガラッ



祈「結ちゃん?」



そこには龍月のみんながいた。



晃「そこ、瀬取の病室じゃ……」


流「幡中空輝?―ハタナカクウガ―」



流輝と透はあの後、龍月に戻った。



「……ここは…」


雅「結愛?行ってきたんだな。」


「雅。うん。今まであった事話してきたよ。」


雅「そっか。」


「雅、みんなに本当のこと話そうと思う。」


雅「結愛が決めたことなら俺は文句は言わない。」


「ありがとう。
ちゃんと、話すから。
恭ちゃんにも聞いてほしい話だから病室に行こう。」



そう言って、みんなで恭ちゃんの病室に向かった。