「橋立くん、ちょっと和沙借りていい？」

瑠璃子ちゃん、ナイス！！

「どうしても？」

「だって、和沙が泣きそうな顔してるんだもん。」

嘘！？泣きそうな顔してたの？そんなの…すると誠司くんは私の耳に顔を近づけ、言ってきた。









「和沙、いいこと教えてあげる。そういう顔、男をそそるんだよ。だから、俺以外の男の前でそんな顔すんな。分かった？」

そ、そそる？どういうこと？

「はい、仕方ないから、和沙貸してあげる。」

「どうも。行こう、和沙。」