「分かりました………」

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「点滴はこれで終わりです。あとは目覚めるのを待つだけです…」

「ご苦労様です。ベッドも用意してくださりありがとうございます」

「いえいえ。ただ私は動物達を少しでも楽になって欲しいと……あっ」

「どうなさったのですか?」

「いやっその……真っ白な毛色をしている動物の事について気になる噂を耳にした事を思い出しただけでございます。」

「噂とは?」

「あっはい、その噂とは……世界に数は少ないものの白いアカギツネを飼う事ができるという噂でして………もしかしたらと思ったのですが…」

「その話、もっと聞かしてくださいな」

「は、はい……そのキツネの種類はアメリカが100年以上人工的に交配させ誕生させたその種類名は『マーブル・ホワイト』まだ誕生したばかりなので絶滅危惧種に指定されていないものの数が少なく入手するのが大変という噂です…」