「着いたぞ。」
「は?」
恭の声を合図に、俺は思考回路を停止させ、一度辺りを見回す。
……何だ?ここ……
目の前に聳え立つでかい建物。
「……倉庫?」
恭は、入口とみられる所から入り込む。
「ちょっ……待て待て待て待てっ!コレってまさか……!!」
「風雅の倉庫。」
なっ!!!!!!
絶句したまま、恭に連れられ中に入ると……
す、すげぇっっ!!!!!!
キレイに整列したバイク。
ゴミ一つ落ちてない清々しい空間。
壁には、代々受け継がれてるのであろう、"風雅"と書かれた幟(のぼり)や色とりどりに刺繍された旗、バカでかい横幕が飾られている。
先輩達がいた倉庫とは、まるで違う。
厳粛で、神聖な場所。
そんな気がした。
「恭ちゃーんっ!!!」
俺がこの憧れの空間に浸っていると、二階から下りてくる階段の途中で、物凄い勢いでこっちに手を振っている制服姿の……
お、女!?!?
俺達の所まで駆け寄って来る。



