漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】



「いい度胸だな。後輩だと思って可愛がってやりゃ、調子に乗りやがって……。
族なめてんじゃねーぞ!?」


先輩は、俺の胸ぐらを掴んですごんでくる。


一緒にいた男が「やれやれ!」と煽ってくる。


「はっ!」


「あ?何笑ってんだよ。」


「"族"ねぇ……」


俺は、胸ぐらを掴まれたまま抵抗せず、このアホ達を見下す。


バカらしい。


本当にバカらしい。


「てめぇらみてぇなのが、"族"?」


「……なっ!?」


「何かの間違いだろ?」



「なんだとっ!?!?」


先輩は、顔を真っ赤にして拳を振り上げる。


近くににいた奴らがどこからともなく集まって来て、いちいち盛り上げてきやがる。


ちっ。


全員向こう側か。


一人でこの人数は、面倒くせぇな。





-----------バンッ!!!





「!!??」



薄暗かった倉庫に光が射し込む。