「いい度胸だな。後輩だと思って可愛がってやりゃ、調子に乗りやがって……。
族なめてんじゃねーぞ!?」
先輩は、俺の胸ぐらを掴んですごんでくる。
一緒にいた男が「やれやれ!」と煽ってくる。
「はっ!」
「あ?何笑ってんだよ。」
「"族"ねぇ……」
俺は、胸ぐらを掴まれたまま抵抗せず、このアホ達を見下す。
バカらしい。
本当にバカらしい。
「てめぇらみてぇなのが、"族"?」
「……なっ!?」
「何かの間違いだろ?」
「なんだとっ!?!?」
先輩は、顔を真っ赤にして拳を振り上げる。
近くににいた奴らがどこからともなく集まって来て、いちいち盛り上げてきやがる。
ちっ。
全員向こう側か。
一人でこの人数は、面倒くせぇな。
-----------バンッ!!!
「!!??」
薄暗かった倉庫に光が射し込む。



