漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】




総長かよっ!!


こいつが総長かよっ!!!


全っ然オーラねーよ!!!


細すぎだろ!

てか、ヒョロ過ぎだろっ!!


見た目ヒョロい原始人だろっ!!



俺は、必死になって笑いを堪える。


お陰で顔が引きつって仕方ない。



「どうしたんだ?」


総長は、怪訝な顔で俺を見る。


やっば。


ばれる。


「あ。いや!すんません!何かクシャミ出そうになって!!宜しくお願いしますっ。」


「おう。宜しくな。」


総長はそれだけ言って、もと来た道を戻って行く。


うおっ!


今つまづいただろ!!


何もなかったふりしてるけど、絶対つまづいただろっ!!


大丈夫かよ……あの、総長……。



これじゃ、よっぽど"あいつ"の方がオーラがある。


口が悪いのが難点だけど、あいつなら、絶対にいい総長に……


そう考えそうになって、俺はぶんぶん頭を振る。



あいつの事はもういいんだよっ!!


俺は、俺で憧れてた暴走族になるんだろ?