総長かよっ!!
こいつが総長かよっ!!!
全っ然オーラねーよ!!!
細すぎだろ!
てか、ヒョロ過ぎだろっ!!
見た目ヒョロい原始人だろっ!!
俺は、必死になって笑いを堪える。
お陰で顔が引きつって仕方ない。
「どうしたんだ?」
総長は、怪訝な顔で俺を見る。
やっば。
ばれる。
「あ。いや!すんません!何かクシャミ出そうになって!!宜しくお願いしますっ。」
「おう。宜しくな。」
総長はそれだけ言って、もと来た道を戻って行く。
うおっ!
今つまづいただろ!!
何もなかったふりしてるけど、絶対つまづいただろっ!!
大丈夫かよ……あの、総長……。
これじゃ、よっぽど"あいつ"の方がオーラがある。
口が悪いのが難点だけど、あいつなら、絶対にいい総長に……
そう考えそうになって、俺はぶんぶん頭を振る。
あいつの事はもういいんだよっ!!
俺は、俺で憧れてた暴走族になるんだろ?



