漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】


君はいつも、人の幸せばかりを願う人だから…。


だから今度は、君の番。


君が幸せを願われる番だ。




「例えそれで全てを失ったとしても、

俺はずっと茉弘の側にいるから…」



だからどうか、


どうか幸せになって…




彼女の両方の口角が、ゆっくりと弧を描く。



「潤。ありがとう!」




久々に見た姉の満面の笑みは、


小さい頃から変わらない。


俺が大好きな、温かい笑みだった。