「誰が妬くか!こんなドMに!」
「あ?そりゃ、俺の事か?あ?」
「あんた達、どんだけ恭が好きなのよ。男同士で妬いたりして気持ち悪くないわけ?もしかして、今流行りのボーイズラ…」
「「「 違う!!! 」」」
「冗談はさて置き、
やっぱりあたしは、茉弘と恭に別れないで欲しいと思うよ…」
百合は、憂の帯びた表情で窓の外に目を移す。
そこには、すんだ冬の晴れ間が広がっていて、藍色が混ざり始めていた。
「俺達がとやかく心配したってしょうがねぇだろ。どういう結果でも、あいつらが決めた事だ。俺らは受け入れてやるしかねぇ」
「うん…でも…それでも、あの二人は一緒に居るべきだと思うんだ…
あの二人には、笑顔でいて欲しい…」
春馬も、直も、静かに目を閉じる。
俺だって、そう思うさ。
例えこの先、あの二人にどんなに辛い未来が待っていようとも、
あの二人ならきっと…––––



