恭がっ…
恭が死んじゃうっ!!!
何で恭がっ…
あたしが…あたしがああなれば良かったんだっ!
あたしが、葛原の言う通りにしていればっ…
あたしが犯されでも何でもされていればっ!!!
「ふざけんなっ!!!!」
「……っ!」
「お前、恭と散々約束してたんじゃねーのかよ!!!恭はこうなった時、お前に立ち向かえなんて言ったか!?」
だって…
だって…
「お前が恭を大事にしてるように、恭もお前が大事なんだろ!?分かれよっ!!そんなお前に今あいつが飛び込んで来て欲しいと思ってると思うか!?
それでお前に何かあったら、あいつは自分を責めなきゃならねぇんだぞ!!!」
「…っ……うっ」
そうだよ…?
恭は…そういう人だよ…??
だけどさ、
じゃあ、あたしには何が出来るの?
こうして、動かなくなっていく恭を見て、
ただ、真っ黒な気持だけを増幅させながら、
突っ立っているしかないの?
ポタポタと地面に涙が落ちては、染み込んで消えていく。
頭に温かな重みが乗って力なく目を移せば、
ただ強く前を見据える、太一の姿。



