あたし…
もしかしたら、大変な人を好きになってしまったのかも…。
恭は、男から奪った鉄パイプをわざとらしくまじまじと見回しながら、
「こういうの持ってる奴に限ってザコなんだよな…」
と独り言のように呟く。
そして、悔しそうに歯を鳴らす男をまた冷ややかに一瞥すると、
「5秒」
「ア"!?」
「てめぇら全員5秒で片付けてやるよ。」
「なっ…」
恭のあまりにも失礼な物言いに、男達は怒りに震えた。
「でも、俺の時間が5秒も無駄になるんだ。しっかり責任はとってもらうぞ?」
その言葉と同時に、恭が鉄パイプを振るう。
男達は、避ける余地もなければ立ち向かう事もできずに、次々と地面に沈んでいった。
最後の一人をのすと、鉄パイプを器用にクルクルと弄ぶ恭。
「恭!さすが!きっかり5秒ですっ!!」
そう楽しそうに叫ぶ春馬に恭はピースサインでそれに応えた。
「何であの人達楽しそうなのわけ?」
人の心配をよそに何やってんだ!
呆れた顔で恭達を見ていると、
「まぁまぁ、そう言わんといてやってや〜。男はみんなバカなんや」
そう苦笑いでフォローする光輝さん。



