漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】



「あれ?聖也と光輝、来た?今連絡しようと思ってた。取り敢えずこっち。」


さっきまで太一と話していた恭が、二人を呼ぶ。


「あーら恭♪珍しく、ずいぶんこっ酷くやられたんじゃない?」


「うるさい。早く座れ。」


「聖ちゃん、いきなり恭の地雷踏まんといてやー!恭も普段こんな事あらへんから、涼しい顔して結構悔しいんやで!」


「…光輝もうるさい。」


聖也さんと光輝さん…絶対わざとだ。


何か楽しそう。


「普段完璧なヤツがミスするのって、何か嬉しいわよねー♪」


そう言って、ホント嬉しそうな聖也さんを恭は横目で睨んだ。


「茉弘と百合は、店の方で待ってられる?」


「オッケー」


と言って、会議室を出て行こうとする百合さんに対して、あたしはその場から動かなかった。


すると、恭は首を傾げて、


「茉弘?どうしました?」


心配そうに聞いてくる。



あたしは、恭達と一緒になって行動した所で、何の役にも立たない。


それどころか、足手纏いになるだけ。


そんなのは重々分かってる。