「あれ?聖也と光輝、来た?今連絡しようと思ってた。取り敢えずこっち。」
さっきまで太一と話していた恭が、二人を呼ぶ。
「あーら恭♪珍しく、ずいぶんこっ酷くやられたんじゃない?」
「うるさい。早く座れ。」
「聖ちゃん、いきなり恭の地雷踏まんといてやー!恭も普段こんな事あらへんから、涼しい顔して結構悔しいんやで!」
「…光輝もうるさい。」
聖也さんと光輝さん…絶対わざとだ。
何か楽しそう。
「普段完璧なヤツがミスするのって、何か嬉しいわよねー♪」
そう言って、ホント嬉しそうな聖也さんを恭は横目で睨んだ。
「茉弘と百合は、店の方で待ってられる?」
「オッケー」
と言って、会議室を出て行こうとする百合さんに対して、あたしはその場から動かなかった。
すると、恭は首を傾げて、
「茉弘?どうしました?」
心配そうに聞いてくる。
あたしは、恭達と一緒になって行動した所で、何の役にも立たない。
それどころか、足手纏いになるだけ。
そんなのは重々分かってる。



