漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】



「ハーイ!みんなー!生きてるー?」


会議室のドアが勢いよく開いて、そこに現れたのは…


「聖也さん!光輝さん!」


ソファーから立ち上がるあたしを見付けて、聖也さんがあたしにツカツカと近付いてきて、


「ほぶっ!!」


「いい加減その呼び方止めろっつってんでしょーが!こーむーすーめー!」


両手で思い切り頬を挟まれた。


うん。


もう、お決まりのパターンだね。


それを見ている光輝さんが、


「聖ちゃん止めたりや〜」


て楽しそうにカラカラ笑ってる。


止めるなら本気で止めてっ!



顔が変形しちゃうんじゃないかってくらい絞られた後、聖也さんの表情がふっと和らいだのを見た。


「あんたにしては、色々と頑張ったみたいじゃない」


そう言って、少し目を細めて笑った聖也さんの笑顔に、つい嬉しくなって鼻の奥がツンと痛んだ。