漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】


「あはは!茉弘顔真っ赤!」


「っだぁ!うっ、うるさいなっ!」



─────グイッ!


「……っん!」



唐突に重なった唇。


恭の唇の熱さに、不安を忘れてとろけそうになる。


「……っは……」


ちゅっと音を立てて離れていく唇。


恭は、熱っぽい瞳であたしを見ると、


「……そうそれ。そうやって、俺に身を任せといてよ。そうすれば俺は、そんな茉弘を守りたくて、いくらでも無敵になれるんだ」


そう言って、今度は優しいキスを落とした。



……そういうものなのかな?


でも、あたしが少しでも恭の原動力になれているのなら、……嬉しい。


あたしは、頼りっぱなしで何も出来ないから。


自分の無力さに泣きたくなるくらい何も出来ないから。


ただのお荷物でしかないって、そう思っていたから……。



恭が、あたしが居ることで無敵になれると言うのなら、こんなに嬉しいことはないの。



「う~ん」


「ど、どうしたの?」


「……なんか、またしたくなってきた……」


「!?!?!?」


「うん。もう一回したら、俺、不死身になるかも!」



「…………」



───バッチーーーーーン!!!