「……そっか」 と瞳を伏せて、あたしの髪に触れる恭。 掬ったあたしの髪にキスをする。 そして、ゆっくりとあたしを捉えた瞳は、 "男の人" そのものだった。 「……っん……」 あたしに触れていく恭の手は、酷く優しくて、 あたしを心底大切に思ってくれているのが伝わってきた。 キスの度に混ざり合う吐息も、 重なり合う肌と肌も、 繋がれたその手も。 全てが思いを伝え合う。