あたしのこの感情って……そういう事だったの……?
でも、何だか妙に納得してしまう。
『あたしの全部を恭に…』
その言葉がストンとあたしの中にしっくりと収まった。
でも……それってつまり……。
「いっ……!」
「!どうしました?」
恭が握っていた手首が急に痛んで、思わず顔をしかめる。
「……傷?」
痛んだ場所を確認すると、そこには擦り傷と一緒に内出血を伴った傷があった。
「あはは……さっき葛原に突き飛ばされた時かな。シャワー浴びてる時も、色んな所傷だらけで洗うの手間取った……よ!?!?」
恭の唇が、あたしの傷の上をなぞる。
「……っう……恭、痛いっ……」
「あとは?」
「……え?」
「後の傷は?どこ?」
恭の瞳に……逆らえない。
あたしは緊張で震える手で、お腹の辺りに触れる。
恭は、それを見逃さない。
「そこ?」



