「恭?あたしがソファーで寝るから、恭が
ベッドで寝て?」
あたしの手を引き歩く恭に、止まって抵抗するあたし。
恭だって相当疲れてるはずなのに、あたしが恭のベッドを奪うわけにはいかない。
あたしは慎んでソファーを使わせて頂きます!
てな感じで心の中で敬礼すると、あたしはソファーに戻るべく踵を返した。
だけど……
「ちょいちょいちょい」
恭に手首を掴まれ動けない。
「女の子をソファーで寝かせられるわけないでしょ?」
「?平気だよ?うちのベッドよりずっとフカフカだったし」
「…………。て、そうじゃなくてっ」
今一瞬納得しかけたくせに、恭はやっぱりリビングに戻ろうとするあたしを制して、
「……ひっ!きゃあっ!」
あたしを軽々と抱き上げる。
あたしは、恭の腕に座るように縦抱っこされたまま、恭の寝室に連れていかれた。



