漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】



「早かったですね。少しは温まれましたか?」


「うっ、うん……」



「よかった」と言って微笑んだ後、恭はん?と首を傾げる。


「何で出てこないんですか?」


「!!!ちょっ!こっち来なくていいからっ……」



何かあったのかと、近寄ってくる恭。


必死に止めるのも虚しく、恭はあたしの所まで来て脱衣場に入ると、あたしを見て大きく目を見開いて固まってしまった。



「あのっ……恭のズボン大きくてっ……履くとどうしても落ちてきちゃって……。シャツも大きくてワンピースみたいになるし、これでいいかなって……」


あたしは恭の白いシャツを、下着の上からワンピースになるように着ていた。


髪の毛は一応乾かして、おだんごに纏め上げた。


いつもより足の露出度が高い気がして、恭の前に出るのに少し躊躇してしまう。



うっ……ほら。


やっぱり恭固まってるし……。


足太っ!とか思われてるんだろうな。きっと。