「開けるよ?」
「ちょっ……まっ……だっ」
ダメダメダメダメ!!
何言ってんの恭ーーーー!?!?
「ダメ?」
「ダ、ダダダダメってそりゃ……!」
当たり前でしょー!?
てか、一緒に入ってどうする気!?
一人浴室で大パニックを起こし、ワタワタしていると、クスッと恭の笑う音が聞こえる。
「なーんて。うそ。ごゆっくり?」
パタンと、脱衣場のドアの閉まる音。
恭が出て行った事が分かると、あたしはその場にヘナヘナと腰が抜けて座り込んだ。
…………何がしたいんだあいつは……。
出しっぱなしのシャワーが体にあたる。
さっきよりぬるく感じるのは、あたしの体が熱いせいだろうか。
あたしは、火照りまくった顔を両手で覆う。
うぅ………………
……もう……やっぱり帰りたい……。
*
「……シ、シャワー、ありがとうございました」
脱衣場の所から顔だけ覗かせると、テレビを見ていた恭があたしに顔を向ける。



