漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】




「開けるよ?」


「ちょっ……まっ……だっ」



ダメダメダメダメ!!


何言ってんの恭ーーーー!?!?


「ダメ?」


「ダ、ダダダダメってそりゃ……!」



当たり前でしょー!?


てか、一緒に入ってどうする気!?



一人浴室で大パニックを起こし、ワタワタしていると、クスッと恭の笑う音が聞こえる。


「なーんて。うそ。ごゆっくり?」


パタンと、脱衣場のドアの閉まる音。


恭が出て行った事が分かると、あたしはその場にヘナヘナと腰が抜けて座り込んだ。



…………何がしたいんだあいつは……。



出しっぱなしのシャワーが体にあたる。


さっきよりぬるく感じるのは、あたしの体が熱いせいだろうか。


あたしは、火照りまくった顔を両手で覆う。



うぅ………………


……もう……やっぱり帰りたい……。










「……シ、シャワー、ありがとうございました」


脱衣場の所から顔だけ覗かせると、テレビを見ていた恭があたしに顔を向ける。