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────ジャーーーー……
冷えきった体に、シャワーの温かさが染みる。
言われるがまま、恭の家まで着いてきちゃったけど、これで良かったのかな……。
あたしは、ボーッとする頭でそんな事を考えていた。
恭と二人きりなんて、幹部室ではざらにある事なのに、恭の家ってなると妙に緊張してしまう。
だからと言って、自分の家に帰って一人で過ごす事は出来るだけしたくない。
一人になったら、潤への不安や寂しさに刈られてしまいそうだから……。
頼れる人が出来たからだろうか。
随分弱くなったな。と一人で苦笑する。
それに、今日はなんだか恭と離れたくないんだ。
本当はもう恭の所に戻って来られるなんて思っていなかったから、
頭では分かっていても、なかなか実感出来なくて……
離れたら、今度こそ恭に会えなくなってしまうんじゃないかって……変な不安が付き纏ってくる。
だから、側に居られるのは凄く嬉しい。
とは言っても……一晩中二人きりって……。
顔が熱くなってくるのが分かって、思い切りシャワーを顔に浴びる。
っだぁぁぁ!!なに考えてんのあたし!!
ないから!
絶対にないから!



