────あれからあたし達は、今後についての話をしながらお星さま☆で夜まで過ごした。


結構な時間恭の胸の中で泣いていたあたしが、漸く泣き止みみんなを見ると、


みんなは涙ぐんだ瞳であたしに笑顔を向けてくれていた。


その笑顔を見ると、せっかく止まったはずの涙がまた込み上げてきて、鼻の奥がツンと傷んだ。


あたしは、もう自然とみんなに頭を下げていた。



「沢山、沢山酷いこと言って……ごめんなさい。みんなを……騙していて、ごめんなさい!

あたし……本当は、これからもみんなと……一緒に居たいっ」


まだ、そんなに都合のいい願いを口にするのは、正直抵抗があった。


どの口がそんな事言えるんだって、自分でも思うよ。


だけど、間違いなくそれがあたしの"望み"だった。



"これからもみんなと一緒に"



ずっと呑み込んできたあたしの望み。




「当たり前でしょ」



百合さんは涙でキラキラした瞳を細めて微笑むと、あたしを強く抱き締めてくれた。


春馬はあやすように背中を擦ってくれて、直は頭を撫でてくれて、


そんなあたし達を、太一と恭が優しく目を細めて見ている。