漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】



「総長モードのこと?」


「うっ。何そのネーミング……。いやまぁ、そんなようなもんですけど……。」



恭変なの。


何で今更そんな事気にするんだろ?


「全然気にしないよ?どっちも恭な事には変わりないんだし。怖くなんかない。」


「…………。

俺が、あんまり見せたくないんだよなぁ…」


「???」


「まぁ、とにかく、俺がどんな状態の時であろうと、茉弘の事をいつも想っているからね。」


「……っ!」



何でそういう事をサラッと言うかな!



只でさえ緊張で増している鼓動が、更に音を増していく。


「可愛い。赤くなってる。」


ニヤニヤする恭。


「う、うるさいっ!なってない!」



------キーーーン……


突然耳を貫くような、機械音がしたかと思うと、「あー。あー。」とマイクテストをする春馬の声が倉庫内にこだまする。