漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】





「それなのに茉弘は、まだ自分は仲間なんかじゃなかったと言う」



「……え?」



「全部自分のせいにして、俺達から離れていこうとする」




─────!!!!



何で、こうなってるのか理解出来ない。


思考回路が上手く回らない。




あたしは何で今、恭に抱き締められているんだろう?




「……茉弘の罪は、自分がどれだけ愛されているか分かってない事だ」



「きょ……」



「みんな、茉弘を信じてるから傷つくんだ。
茉弘が大切だから、傷付いてもいいと思えるんだよ」



……何……言ってるの?



「茉弘が拐われた後、みんな茉弘を取り戻そうと戦った。
嘘じゃない。じゃなきゃ、誰も怪我なんかせずに鷹牙から逃げることは容易に出来た」


いくら不意打ちだとしてもね。恭はそう付け加える。