漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】



「だめっ!やだっ!離してっ!!」


潤に掴み掛かる葛原と滝沢。


潤は、殴られても殴られても葛原と滝沢の服を掴んで離さない。


絶対にあたし達を追わせまいと、


抵抗をするわけでもなく、


ただただ二人の前に立ちはだかった。


「潤っ……潤っ!!」



光へと飛び出す前に、最後に見えたのは、



傷だらけの顔であたし達を振り返り、



安心したように微笑む潤の姿だった。