「だめっ!やだっ!離してっ!!」 潤に掴み掛かる葛原と滝沢。 潤は、殴られても殴られても葛原と滝沢の服を掴んで離さない。 絶対にあたし達を追わせまいと、 抵抗をするわけでもなく、 ただただ二人の前に立ちはだかった。 「潤っ……潤っ!!」 光へと飛び出す前に、最後に見えたのは、 傷だらけの顔であたし達を振り返り、 安心したように微笑む潤の姿だった。