良かった……!
意識が戻ったんだ!
だけど、まだ意識が朦朧としているようで、滝沢を押さえ込むのでやっとの様子。
滝沢は潤の攻撃をものともせず、押さえ込む潤に激しく抵抗をしている。
「……っはぁ…。…栗山」
顔面蒼白の葛原と未だ睨み合いをしていた恭の肩がピクリと揺れる。
「ここは俺に任せて、あんたは茉弘を連れて一旦引け」
!?
「いくらあんたでも、女守りながらこの二人を相手にするのは無理だ」
「じ、潤!……何言って……「茉弘。」
あたしの言葉を遮るように呼ばれる名前。
嫌な予感がした。
あの時と同じなんだ……。
離ればなれになったあの時と、今の潤は同じ顔をしている。
自分を犠牲にして、あたしを守ろうとしている時の……顔。
「茉弘。分かってるよね?ここに茉弘が居たら、みんな全力では戦えない」
「……っでもっ!それなら潤も一緒にっ……」



