漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】



「へぇ。滝沢。よくやった。

そんじゃ予定通り、フィナーレといきますかね。ひひっ」



葛原が、あたしにゆっくりと近付いて来る。


「茉弘。こっちにおいで?」



……やだ……



「優しく……は出来そうにねぇな。でも、気持ち良くはしてやるよ」



葛原の手があたしに伸びてくる。



……やだ。怖い……



「栗山が目を覚ました時、お前が俺にめちゃくちゃにされてたら、どんな顔するかなぁ?やべぇ。すげー興奮するわ。ひひっ」



……触らないで……気持ち悪い……。



完全に硬直するあたしの体。


葛原は、そんなあたしの腕を取ると、シャツのボタンに手を掛ける。



い……や……




─────ガシッ!



「人のもんに触んじゃねーよ。カスが」



葛原のその手を押さえたのは、意識が戻った恭だった。