……何これ……。
見たこともないような光景に、心臓がずっとドキドキ脈打っている。
葛原と滝沢の二人からの攻撃を恭は華麗にかわしていく。
葛原と滝沢は、決して弱い訳じゃない。
噂通り他の奴らと違って、圧倒的に強いと思う。
それなのに恭は、その攻撃をひらりひらりとかわしては、攻撃を繰り出す。
「っく……!!」
恭の回し蹴りを、葛原が何とか膝で防ぐも、眉間に皺が寄る。
持ち堪えるが、バランスを崩したのか少しよろめく。
その一瞬の隙をついて、恭が葛原の髪を掴んで勢いよく地面に
叩きつける。
「ぐっ……!!!!」
葛原は嫌な音と共に地面に沈んだ。
「総長っ!!!!」
鷹牙の連中の焦った声がこだまする。
やった!!!!
恭凄いっ!!!!
あの葛原が、いとも簡単に!!!!



