漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】




……何これ……。



見たこともないような光景に、心臓がずっとドキドキ脈打っている。



葛原と滝沢の二人からの攻撃を恭は華麗にかわしていく。



葛原と滝沢は、決して弱い訳じゃない。



噂通り他の奴らと違って、圧倒的に強いと思う。



それなのに恭は、その攻撃をひらりひらりとかわしては、攻撃を繰り出す。



「っく……!!」


恭の回し蹴りを、葛原が何とか膝で防ぐも、眉間に皺が寄る。



持ち堪えるが、バランスを崩したのか少しよろめく。



その一瞬の隙をついて、恭が葛原の髪を掴んで勢いよく地面に


叩きつける。


「ぐっ……!!!!」


葛原は嫌な音と共に地面に沈んだ。



「総長っ!!!!」



鷹牙の連中の焦った声がこだまする。



やった!!!!


恭凄いっ!!!!


あの葛原が、いとも簡単に!!!!